今日もおりこうさん国立大学でのセミナーがあったので、学生に人気の分野をネタに、業界・企業分析をやってみました。今回のフレームワークは「5フォース分析」。これは、企業を取り巻く様々な敵対する「力」の強さから、その業界・企業の「儲かりやすさ」を分析するワークです。
ここでいう力とは、以下の5つを指します。
■競争企業:同じ業界のライバル企業です。ここが強いと、当然競争は厳しくなります。
■新規参入:業界参入のしやすさです。新規参入の激しい業界は、当然競争も激しくなります。
■売り手:部品などを当社に卸してくれる企業です。ここが力を持っていると、向こうの言い値で売りつけられるので厳しくなります。
■買い手:当社の商品を買ってくれる得意先です。ここが力を持っていると、向こうの言い値で買い叩かれるので厳しくなります。
■代替品:デジカメに対する携帯電話のカメラ機能のように、当社の製品の代わりとなるような別の商品の存在です。代替品の人気が高まると、当社の商品は厳しくなります。
優秀な学生さんたちですので、大手の商社やメーカーで分析していました。
たかみんもAKB48・アイドル業界で分析してみたいと思います(なんかもうお約束ですね・・・)
■競争企業:ライバルといえばモーニング娘でしょうか。現在はAKB48が優勢です。
■新規参入:ももいろクローバーZやスマイレージあたりが当面の脅威でしょうか。最近どんどん増えていますので、差別化が図りにくくなっています。要注意です。
■売り手:各メンバーが所属するそれぞれの芸能プロダクションです。ここらにとっては、AKB48は神のようなありがたい存在でしょうし、AKB48の看板をつけて使って欲しいと思っているでしょうから、脅威にはならないでしょう。
■買い手:レコード会社・販売店、広告業界・マスメディアあたりでしょうか。これらの業界も現在は寒い状態ですから、脅威にはならないでしょう。
■代替品:最近は可愛い系の女芸人がアイドルの牙城を荒らしつつありますね(稲垣沙希ちゃんとか)。変わったところでは、バーチャルアイドルの初音ミクとかでしょうか。これらの動向には注目が必要です。
ぜひみなさんも気になる業界でやってみてください(^^)
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