シナリオどおりの「じゃんけん」を2時間見る大人だっていいじゃないか

 先日の火曜日に開催された「AKB48選抜じゃんけん大会」盛り上がりましたねえ。低視聴率だったそうですが、私はTVにかじりついて見ておりました。


 出てくる子たちの衣装が可愛く、さながら「コスプレ大会」。可愛い系ばかりでなく、お笑い系の衣装もあったりと、なかなか楽しかったですよ。下位の売れていない子は、視聴者に覚えてもらえるよう、インパクトを与えるような仮装をしてきたり(岩の格好をした子もいましたね)。「総監督」の刺繍を入れた特攻服を着て、メンバーたちを見守る高橋みなみ(写真右)の姿を見てると、涙が出そうになります(最近AKBを見ると涙もろくなる私・・・)。

 

 AKB48じゃんけん大会第3代クイーンとなったのは島崎遥香ちゃん(写真中央のトロフィーを持っている子)。「ポスト前田敦子」とも言われる次期センター候補です。

 

 私はSKE48の松井珠理奈が次期センターかな・・・と思っていたのですが、珠理奈は28枚目の新曲センター(同じく次期センター候補の大島優子とのWセンター)、遥香は29枚目のセンターということで、うまいこと「次世代センター」たちの魅せ場を作っているなあと。秋元康氏の戦略には関心します。

 

 

 でも、あまりにも「できすぎ」な感があったことも事実。

 

 

 実況解説には、HKT予選で負けたさしこ(指原莉乃)が座っていましたし、本選で負けた峰岸みなみも、すぐ後の決勝を実況席でペラペラ解説していたりと、「シナリオどおり」の感はいなめません。

 

 何よりも、ちょっと前にリリースされた「パチンコAKB48」の選抜メンバーにも遥香が入っていたという・・・ことも含め「ヤ●セ」との説もあります・・・が、それでもいいんです。彼女たちが売っているのは「感動」なんですし、みんな大人なんですから、とりあえず感動しときましょう。

 

 

 「仮装した女の子たちが、次に歌う曲の立ち位置を決めるためのジャンケン勝負」を、大の大人が2時間真剣に見る・・・日常生活の中のこういう瞬間が大事なんですよ(^^)


 政治家のオッサンたちのヤラセ劇場こそ呆れるばかりですけどね。なんとか党の総裁選挙とか、2分も見てられへん。AKBみたいにコスプレして、じゃんけんで総理大臣決めてみろってんです(それでも大阪の市長はコスプレ好きだから強いかもね)。