シリーズ:酒税法は楽し⑦ ~混和酒めんどい!~

 「混和酒」とは、連続式蒸留しょうちゅうと単式蒸留しょうちゅうを混ぜた酒のことです。有名どころでは、しそ焼酎の「鍛高譚(たんたかたん)」がこれに該当します(甲類○%、乙類○%と書いてあります。飲むときはぜひ一度ボトルを見てくださいね)。


 混和酒は酒税法最大の難関かもしれません。混ざっている酒のクセに、税額は別々に求めなければならないので、アルコール分の比に応じた按分処理が必要だったり、10ml未満の端数処理が切り上げだったり切り捨てだったり、なかなか面倒くさい存在です。


 「連でも単でも、飲んじゃえば一緒じゃん!」と言いたくなりますが、飲み込まねばならないのは酒ではありません。法律の都合を飲み込まねばなりません・・・。

 

 

 しかし、混和酒はこの後の論点でも私を苦しめてくれることになります・・・。

 (ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・)