シングルマザーたちの食堂

 私がアドバイザー勤務している大阪府某所の事務所の近くに、シングルマザーたちで運営される食堂ができました。写真はここの売りである手づくりハンバーグ。いつもショッパイ居酒屋メニューに慣れきっている私の舌を、優しく癒してくれる味がします。肉質はふわふわ、肉汁はジューシイ。エビフライも2本ついて800円(安すぎですねえ)。

 

 この事業は地元自治体の「ふるさと雇用再生事業」で事業費を捻出していますが、スタッフの女性たちは、働きながら調理師免許の取得に向けて頑張るということで、就労支援にもつながっています。つまり次年度以降は「自主運営」を目指しているわけです。

 

 私も滋賀にいたときに、何件かふるさと雇用再生事業に関わったことがありますが、こういう継続性のあるビジネスにつながるような計画は、なかなか見かけませんでした(自己反省も含めてですが・・・)。ビジネス志向の人材が不足していることもありますが、行政って(全ての自治体ではありませんが)お金が無尽蔵に降ってくるかのごとく、予算計上された補助金をばら撒く傾向にありますからねえ。現状の使い道よりも、補助金終了後のビジョンを含めた評価をしていかないと、人材育成や地域活性化にはつながらないということを、公務員諸君には知っていただきたいと思います。

 

 あっ何度も言いますが、私が偉そうに言えるのは、自己反省した元公務員だからこそですよ~(恥)